
節電タップって、本当に節電の効果があるの…?
そう思ったことは、ありませんか? 節電効果の期待に注目が集まる一方、正直なところ「意味あるのかな?」と半信半疑…という方も多いのではないでしょうか。



節電タップは、無駄な電力を手軽にカットできるアイテム。
使い方次第 で節電効果を発揮できます。
この記事でわかること(クリックでジャンプできます)
電気代高騰で少しでもムダな電気代は抑えたい…
手軽に今日から始められる、「節電タップ」の効果をぜひチェックしてみてくださいね!
節電タップはムダな待機電力を減らせる
節電タップを使っている人もまだ少なく、「意味あるのかな…?」と疑問に感じている方も多いかもしれません。
でも実は、家庭で何もしていなくても発生している待機電力だけで、年間数千円の電気代がムダになっている可能性があるんです。
この章では、まず「待機電力とは何か?」から始まり、「どれくらいの割合を占めているのか」「まで、データをもとにわかりやすく解説していきます。
待機電力とは?



待機電力ってどういう事なの?



コンセントに繋がっているだけで消費されてしまう電力のことです
たとえばテレビやエアコン、レコーダーなどは、リモコンの信号にすぐ反応できるよう、常に通電状態にあります。
電源を「切ったつもり」でも、実は「スタンバイ状態」で電気を消費している家電は多く存在します。
とくにゲーム機やオーディオ機器、パソコン、スマホ充電器などは、毎日使うわりに差しっぱなしになりがちな家電の代表格です。
こうした“目に見えない電力”を積み重ねると、1年間で意外と大きな金額になってしまいます。
家庭での待機電力の割合
資源エネルギー庁の資料によると、家庭で1年間に消費する電力量のうち、約5〜6%は待機電力とされています。
これは何もしていなくても発生している“ムダな電気代”とも言えます。
たとえば、1年間の電気代が12万円の家庭の場合、6,000〜7,200円が待機電力に消えている計算です。


一人暮らし世帯でも年間3,000円前後、ファミリー世帯では10,000円を超えるケースもあり、家計への影響は無視できません。
家電1台ごとの待機電力は微々たるものですが、複数の機器が毎日・24時間稼働していると、気づかないうちの電力ロスが家計を圧迫しているのです。
節電タップで年間数千円節電になる
節電タップは、この待機電力を減らすためのシンプルで効果的なアイテムです。
特に「個別スイッチ付きタップ」を使えば、使用していない家電だけをOFFにできるため、1日数秒の操作で、年間数千円レベルの節約が可能になります。
実際、テレビ+レコーダー+ゲーム機などの待機電力をまとめてカットするだけで、年間1,000〜2,000円以上の節電が見込めるケースもあります。
また、充電器やモニターなどをまとめて使用するデスク周りに節電タップを設置するだけで、使わない時間帯の電気代をカットできます。



節電タップは価格も高くないし、コスパ抜群なのね!
「気づかない電力のムダ」を見直す第一歩として、非常に意味のある対策と言えます。
節電タップを使うとより効果的な家電は何?
節電タップは、家庭内の「待機電力」をカットするのに効果的なアイテムです。
この項目ではどの家電に節電タップを使えばより効果的に節約できるのかを見ていきましょう。
- テレビ:リモコン信号受信や番組表更新のための通電
- エアコン:リモコン信号受信や内部機能の維持のため通電
- BD・HDD・DVDレコーダー:録画予約や時計表示などのため通電
- Wi-Fiルーター:常時稼働の状態



家の中でずっとスタンバイになっている家電
どのくらい電力がかかっているのかチェックしましょう!
家電別ランキングTOP5
待機電力は家電によって差があり、なかには電源を入れていないだけで毎年1,000円以上の電気代を消費している家電も存在します。
資源エネルギー庁の調査をもとに、待機電力のコストが高い家電をランキング形式でまとめました。
節電タップを導入する際、「どの家電から始めると効果的か?」の目安にしてみてください。
以下が、待機電力による年間電気代が高い家電TOP5です。


順位 | 家電の種類 | 年間の電気代(待機電力) |
---|---|---|
1位 | ガス温水器 | 約1,343円 |
2位 | テレビ | 約706円 |
3位 | エアコン | 約566円 |
3位 | 電話機 | 約566円 |
5位 | BD・HDD・DVDレコーダー | 約424円 |
※年間電気代7,068円(家庭平均)を基に試算。1kWh=31円で計算
上位にランクインしているガス温水器は、基本的に常時稼働が必要な家電のため、節電タップでOFFにすることはできません。
しかし、テレビ・電話機・レコーダーなどはスイッチ付きの節電タップを活用すれば、待機電力をまとめてカットすることが可能です。
この3つの家電を合わせると、年間約1,700円(706円+566円+424円)の電気代が「使っていないのにかかっている」状態です。



「1つのスイッチで一括OFF」ができる環境を作ることで、毎日コツコツと電気代の節約につながります。
テレビ周りでの使い方
テレビやBlu-ray/DVDレコーダー、ゲーム機、スピーカーなど、テレビ周辺には意外と多くの機器が集まっています。
資源エネルギー庁の資料によると、これら映像・音響機器の待機電力は、全体の約28%を占めていると言われています。
つまり、テレビ周りに節電タップを使うことで、大きな節電効果が期待できるのです。
ただし、録画機能をよく使う方は注意が必要です。
録画予約は、機器の電源が切れていると作動しません。そのため、個別スイッチ付きの節電タップを使い、「録画機器だけ常時ONにしておく」といった管理が効果的です。
使わない時間帯のゲーム機やスピーカーなどは、まとめてOFFにしておくと待機電力のカットに繋がります。
デスク周り(PC・スマホ充電器など)
パソコンやスマホ充電器は、毎日のように使うもの。
つい電源プラグを差しっぱなしにしてしまいがちですが、これも待機電力の原因になります。
パソコンは、シャットダウンした後に節電タップのスイッチをOFFにすることで、電気のムダ遣いを防げます。
スマホ充電器やモニター類も、使わないときにOFFにする習慣をつけるだけで、電気代が少しずつ節約できます。
毎日使うものだからこそ、節電のチャンスがたくさんあるのがデスク周りです。
注意したいポイント(NG使用例)
便利な節電タップですが、すべての家電に適しているわけではありません。
例えば以下のような「常に稼働が必要な家電」は、スイッチをOFFにしてしまうと故障やトラブルの原因になる可能性があります。
- 冷蔵庫:電源を切ると中の食材が傷んでしまうため。
- Wi-Fiルーター:常に接続が必要なため、電源を切るとインターネットが使えなくなる。
- 固定電話機:電話の着信や留守電機能が使えなくなるため。
また、エアコンやテレビなどの機器も、頻繁にON/OFFを繰り返すことで故障リスクが高まり、寿命が短くなる場合があります。
電源を切っても、異常が起きにくい家電製品を選んで節電タップを使用しましょう。
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家電アドバイザーおすすめの節電タップ3選


節電対策のひとつとして注目されている「節電タップ」。



でも、どんなものを選べばいいの?
では、続いて家電製品アドバイザーがおすすめする、「効果的な節電タップ」を3つご紹介します。
個別スイッチ節電タップ
節電タップの中でも特に節電効果が高いのが「個別スイッチ付きタイプ」です。


- 差込口毎にON/OFF切り替えができ、待機電力を節約できる個別スイッチ付き
- 個別スイッチは大きめのACアダプタなどを接続しても干渉しにくい斜め配置
- 未使用時の差込口へのほこりの浸入を防止するほこり防止シャッターを装備
- トラッキング現象による火災やお子様のいたずらによる感電・火災の防止
- ACアダプタを接続しても隣の差込口に干渉しにくいように、1個の差込口を離れて配置
- デザインはこだわり無い方向け
- ケーブルが固めで取り回ししにくい
- 寝室ではまぶしく感じるケースもあり
このタイプは、コンセントの差し込み口ごとにON/OFFの切り替えができるスイッチが付いていいて、必要な家電にだけ電源を供給できるのが大きな特徴です。
例えばテレビやゲーム機、スピーカーなどを一つの節電タップにまとめて使用する場合、使っていない機器のスイッチだけをOFFにすることで、待機電力を無駄なくカットできます。
また、スイッチをONにすると、赤いランプが点灯するものも多く、電源のON/OFFが一目でわかるのも便利なポイント。
使ったり使わなかったりする家電は、こうした個別スイッチ付きの節電タップにすることで、こまめに待機電力のカットができるようになります。



まずはこれから!
手軽に節電したい方におすすめのアイテムです!
雷ガード機能つき節電タップ
節電タップの中には「雷ガード機能」が搭載されている製品もあります。


- 精密機器を雷から守る雷ガードつき電源タップ
- L型プラグで壁に沿ってすっきり配線
- 簡単に使用でき、見た目が分かりやすい
- 通電ライトが緑色なので眩しく感じることもあり
- 安価な分、数年使用したら交換するのがおすすめ
雷ガードとは、雷による過電圧(雷サージ)から家電や電子機器を守る機能のことです。
雷が近くの電柱や地面に落ちた場合、一時的に大きな電圧や電流(雷サージ)が発生し、それが電線やアンテナを伝って室内に侵入してしまうことがあります。これが、家電や電子機器の故障につながる原因です。
雷ガード付きの節電タップを使うと、雷サージをタップ内で吸収し、接続された機器に電流が流れ込むのを防いでくれます。
特に落雷が多くなる6月〜8月の夏場、大切なデータを保存しているパソコンなどを守るうえで、この機能が役立ちます。
節電だけでなく、安全性の面でも効果が期待できるため、雷ガードは人気の機能の一つです。
さらに便利な節電タップ
基本的な節電タップに加えて、プラスαの便利機能を搭載したモデルも増えています。
生活スタイルや設置場所に応じて、こうした機能を選ぶことでより快適で効率的な使い方ができます。
USBポート付きタイプ
スマホやタブレットの充電が日常的な方に便利なのがUSBポート付きタイプ。
USB対応のACアダプタを使わずに直接充電できるため、コンセント差し込み口を節約しながら、スッキリ配線できます。
スマートタップ(Wi-Fi対応)
スマホアプリで遠隔操作できるスマートタップも登場しています。
たとえば、外出先から「消し忘れた!」と思ったときにスマホでOFFにできたり、
タイマー設定で夜間は自動で電源OFFにするなど、自動化による節電管理が可能です。
ただし、Wi-Fi環境が必要だったり初期設定に少し手間がかかる点には注意。
まとめ:節電タップは意味ある?効果的な使い方と注意点
節電タップを上手に使えば、効果的に節電することができます。
今回の記事のまとめです!
- 節電タップで待機電力をカットすると、節電効果が高くなる
- 待機電力は年間の電力量の約5〜6%
- 節電効果を期待するなら、個別スイッチ付きタップがおすすめ
- 常時稼働の家電には使用NG、機器に応じた使い分けが大切



毎日使うもののちょっとした工夫で、ムダな電気をコツコツ節約して行きましょう!
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